オフィスのレイアウト変更について
レイアウト変更しなければならない理由
オフィスのレイアウト変更をしたほうが良い理由として、オフィスデザインという観点が重視されるようになったことが挙げられます。
オフィスデザインとは、業務を効率的に行う環境やブランディングの場であることを強く意識し、企業文化やビジョンの体現としてオフィス自体を活かしていくという考え方です。
このオフィスデザインの考え方が出現する以前は、そもそもオフィスを単に人や設備を入れる箱としてだけ捉えている企業が大半を占め、業者に配置を任せてそれっきりというケースも珍しくありませんでした。
つまり、現在すでにオフィスデザインの考えを導入している企業以外は、オフィスを活かすという観点から見たとき、ほとんど手付かずの状態のままと言えるのです。
レイアウト変更で重要なこと
レイアウト変更をする前に絶対に抑えておかなければいけないポイントは、「なぜ変更するのか」と「何を目的として変更するのか」、つまり理由と目的です。
レイアウトを変更するのはあくまで何かしら改善するためであり、変更のための変更は意味がありませんし、むしろ今よりも問題が続出する可能性すらあります。
ですので、変更する前に現在のオフィスの問題点の洗い出しやデザインによって表現したいもの、企業のコーポレートカラーなど、デザインに関するコンセプトをまず打ち出しておくことが重要です。
また、デザインを決めるとなるとトップダウン形式で決めがちですが、オフィスを実際に使うのは社員なので、可能ならば社員にどのようなオフィスにしたいか意見を募るのも良いでしょう。